10月1日が覗く音

十代最後の年からあの人に出会うまで
『10月1日』とは本当に特別な意味を持った一日だった。

ある人が明日を失った日
明日を無くしてしまった人の為に、あの日からボクは今日という日を
大々的に新しく『ナニカ』を始めると決めた日。


誰かの代わりに新しく『ナニカ』を始めるなんておこがましいのも甚だしい
今はそう思う。


誰も誰かの代わりになんてなれない。
なってはいけない


もうすぐ今日が終わる
もうすぐ今日が昨日になる
もうすぐ明日が今日になる。。