届け!!

おば様が亡くなって今日で1年経った。
ボクは今日おば様が眠る場所にはいけないから、先週メールで花を注文し
おば様の妹さんの家に届けるようにしていたのが
少し前に届いたようで安心した。
ボクの代わりにおば様のところに持っていくと言ってくれた。
ほんとにありがとう。


一通のメールで遠くの国に気持ちを込めたモノを贈ることができるのに
なぜ今まで利用しなかったんだろうか?
滅多に会うことが出来なかったからこそ
たくさん利用して、たくさん笑顔になってもらいたかった。
もう二度と会うことが出来なくなってから
おば様が新しい朝を迎えることが出来なくなってから
あの声が聞けなくなった後に活用しはじめるのだろうか・・・

毎日がとても大切なんだって事を真剣に考えていれば
素敵なやり取りがたくさんできたのかも知れないと考えると
ボクはなんてつまらない生き方、過ごし方をしているのだろうか?と考えてしまう。



ふと思い出す記憶。

海へと伸びる緩やかでとても大きな下り坂
かすかに香る潮風が鼻をくすぐる公園
ちょっとしょっぱいサーモンバゲットとデザートの小さな青リンゴが1つ
日が暮れると石畳がキラキラ眩しかったおば様の家への近道
出かける前のおまじない



全部永遠に戻ってこない
悲しいけれどそれが生きるというコト
また花を送ります。
見えない笑顔を想像して。。