最初のニオイ 朝一番のニオイ

朝からニオイのない世界に迷い込んでいたが、薄暮の頃
今日最初のニオイを感じているのを知った。

朝から何度も飲んだコーヒーのニオイでもなく
雨の前の草木のニオイ
周りを見渡しても緑よりもコンクリートで作られたモノが多いこの場所で
におってくるはずがなさそうなニオイ。


そういえば
朝起きた時最初に感じるニオイを意識して生きていただろうか?
ボクは一日の始まりにどのようなニオイを感じているのだろうか?
自分の眠汗?
相棒達のニオイ?
静まりかえっていたホコリのニオイ?
それとも自分自身のニオイなのだろうか?

・・・・

もうすでに外は暗くなり、どんどん色が減っていく。
集まった色が四方八方に飛んでいく時間

少しでも気を許していると
あっという間に暗闇が訪れる時間。

一日の変化が一番分かる時間帯。。