忘れられたコトバ

rainy_bird2011-07-27

久しぶりにブックオフに寄って
100棚の文庫本を5冊買って帰ってきた。
値札を剥がし、中をパラパラと確認していたら、ある1冊に手帳のリフィル無地が2枚挟まれていた。

1枚は何も書かれていないが、もう1枚には小さく、薄い筆圧で物悲しいようなコトバがいた。


ダレが書いたのかわからないそのコトバは
店員さんにも気づかれずに
宇宙に浮かぶ孤独な星のように
ただじっとしていたんだろう。


ボクはこれを大事にとっておくコトにした。
遠藤周作の「深い河」に潜んでいたこのか細いコトバ達を
ダレカに代わってダレカに届けるまで
日の当たる所に置いておこうと思う。。