言語 声 言葉 リズム 歌

rainy_bird2009-05-25


少し遅くランチと気取ったボク達が入ったメインストリートから一本入った小さな路地カフェ。

一つ離れたラウンドテーブルで男女二人が話す「音」が耳に入ってきた。
なぜ「音」なのかというと、ボクはその二人が話す言葉の意味が全くわからなかったんだ。
あれは何語なんだろうか?
初めて聞く言葉だった。

あの言葉を見よう見まねで今再現しろっ!と言われても
ボクは似たような言葉をできる自信がない。
これがうわさの「ハナモゲラ語?」だなんて思ったり思わなかったり・・・

タコスが運ばれてくる間じっと聞こえてくる「音」をぼーっと包まれていた。


単語の意味が一つでもわかっていればボク達それを「言葉」と呼ぶけれど
一つも意味がわからない言語、音を耳にすると
それを言語として認識できなくて
まるで歌のように感じてしまう事がある。

違うのは「意味を知っている」という事だけ・・・


もしかしたら
風の音も
雨粒の音も
彼らが発する「音」の意味を知れば
世界には言葉と歌があふれているって事がわかるんだ。


あいつが言った
「声も音なんだ。自分の音なんだよ。」

ずっと前に聞いた言葉を思い出した。。