年をとるというコト

さっきぼーっと鏡を見ていたら
顎のあたりに真っ白な毛を見つけた。
もともとボクの髭は茶色っぽくよく
「染めているんですか?」
なんて聞かれることがあったのだが
長い白毛を見つけたのも初めてだし
なぜここまで長いのに今まで気づかなかったかもそうだけれど
日々自分の顔をちゃんと見ていないってことも考えてみると
なんともない気分になる。


年齢を感じさせるコトを体感すると毎回
「あー老けた・・・やだなぁー」
なんていう声が無意識に出てしまうことが多いのだが
今回はなぜかそんな声は出ず
うれしさのような、ネガティブなコトバや想いのカケラすら現れなかった。
むしろ
「年取ったなぁ。長く生きてきたなぁ」
なんていうようなコトバを投げかけてあげたい気持ちすらうまれた。


ダレカと年をとるとは違い
1人で老いていくのは自分のカケラを少しづつ失っていくだけと考えていたボクには
この思いは本当に眼から鱗が落ちたというか
ありえなかった感情で
「老いていく」コトに初めて親しみをもてたのかもしれない。


まだよくわからないけれど
年を取ることもそんなに悪くはないね。。