黒に染まらない冷たさ(3rd/Dec./2010)

実際に選択したコト
穏やかで少し晴れやかで
ボクはコートを手にストールはカバンの中に押し込んで、友と話しながらモスで書き物

本格的な寒さが朝からずっと僕たちの側を離れない1日。
オフィスはとても温かいが、朝に感じた冷たさは午後になっても身体を離れず
僕はそれを打ち消す為に必要以上に真っ黒いコーヒーを飲み続けていた。
mtgで意見がぶつかって熱くなったりはしたが
身体に残るモノは頑なに動かず
就業時間を向かえても僕はそれを内包していた。
帰り際に確認したメールには今日の約束が無くなるという謝りのメールが来ていたのを見てから
僕はコートを羽織り、マフラーを巻き
ビルを抜けて駅へと早歩きで駆け抜ける。


僕は急いだ。
冷たい風を振り切ろうと
誰よりも速くイルミネーションが輝く街並みを歩いた。。