深海にいた満月

rainy_bird2009-11-02

ストールにまとわせた香水のニオイにようやくなれたところに
かすかに雨粒が混じる風が頬にあたる。
明日のコトを想像し、あの人はどんな風に過ごすのかを考えて
ボクはただそれに支配されていた。


知らないコトが唯一の安堵となっていた時より
知ってしまった後の音はどんな静寂よりもおそろしく
偶然見えた満月に無くした可能性が引き上げられた。


・・・
あー大きな声を出したい。。