春物始動

朝が暖かく、ボクはコートを着ないでバス停に向かった。
春物のジャケットと長く黒いストール。

ボクだけ春の息遣いが聞こえたのかもしれないと勝手に思い
なんだか年甲斐もなくニヤニヤしていたと思う。


思い込みのチカラはコンパスのようにクルクルと回り
赤い針が指し示した感情は
3月の空気に溶けたんだ。。