マフラーのある季節

いつもは早春から夏至までに出会っていた仲間が
12月という「冬」に集まると言うことがなんだか不思議でたまらなかった。

コートとマフラーを身にまとった仲間。
当たり前のようで当たり前ではない特殊な集団だったのかも知れない。


彼らとボクを隔てていたであろう「季節」
共通認識させるだけの「季節」

重苦しいアウターを着込んでいながら
ボクは自分の声や表情がまるで南国にでもいるみたいに
とてもウキウキとダンスを踊っていたな・・・なんて思えた。


帰りすがり、みんなでゆっくりとイルミネーションを見る。



帰る前に、ボク達はまだ早いであろうあるコトバを使う。


「良いお年を・・・」

あまりにも早すぎてなんだか実感がなかったけれど
このコトバを使ってようやく今が
「師走」なんだなって認識することが出来た気がする。


ボクにとってこの仲間はいろいろなモノを発見
そして再認識させてくれる本当に大事なモノだよ。。