触 青

緑色の車は国道沿いの駐車場に止まっていて
その中にはボクと小さな男の子が前を見つめていた。
男の子がボクに『泣くなよ 振られたくらいで』とチカラも無く言葉を手放した。
その言葉を聞いたとき、僕は泣いているのかどうかすらわからなかった
実際に泣いているのか確認するためにバックミラーを見るが泣いていない。
『この子は何を言っているのだろうか』なんて思っていると
僕の目から真っ青な液体が目から生まれ始めていた
義務的とも思えるような、ただ流れ落ちてくる涙のような青い液体
周りの景色がすべて青色に塗られてしまう
青い液体を吹き飛ばすために車を動かそうとする。


こんな夢。。