いつまでも変わらないのか?

おばあ様の四十九日法要をおこなった。
淡く、そして鈍く動く曇のように粛々と進んでいった
八畳近くある大きなお墓
そのお墓の石をどかしたとき、遠い親戚がこんなことを言った
『お墓を開けたの24年ぶりじゃない?』
24年も日の光が入らない真っ黒な部屋だったんだ
ここに入るモノは真っ黒な気配に侵食されないのだろうか?
おばあ様そのものである真っ白な骨はこの中に入ったらいつまでも白いままなのだろうか?
ボクが死んだ後も真っ白なのだろうか?
そんなことをずっと考えてた。

すべてが終わり帰ろうとしたとき、チカラが抜けた
皮膚に染み付いたお線香のニオイ、皮膚に刺さるような冷たさ


ため息とともに涙が出た。。