「スウェーデンの木造民家」展

「スウェーデンの木造民家」展

  • 会場: スウェーデン大使館
  • スケジュール: 2007年01月11日 〜 2007年01月31日
  • 住所: 〒106-0032 東京都港区六本木1-10-3-100
  • 電話: 03-5562-5050 ファックス: 03-5562-9095
  • 講演会
  • 2007年1月19日(金)18:30−20:00
  • スウェーデン民家の構法と空間」−領域と境界の象徴−
  • 講師:長谷川清

なぜスウェーデンの民家を掘り下げていったのか?から始まり
スウェーデン民家の背景や関係から展示してある写真をスライドで見ながらの説明。
講演会後は講演内容を復習するように展示してある写真を眺めたり、長谷川先生に質問したりした。

家の中を明確に分けるのは壁ではなく
『Poor man's beam』と呼ばれる1.5Mくらいの高さに吊るされている、掛け渡された梁
入り口から『他人の領域』『友人の領域』『家族の領域』と分けられていて
日本家屋のように入り口から遠いスペースを神聖な空間として扱っているように思えた。
家族の領域の梁には『クラウンバー』と呼ばれる守り神が空中に存在し
『Poor man's beam』は建てられた年代によって高い位置に存在し、物理的な障壁から象徴的な境界に変わっていく。

他には
小スペースを補うような家具
ベンチの背もたれに使用する為に傾斜している壁など
機能的な家なんだとボク的に思えた。


分かりやすくて本当に参加して良かったと思えるような講演会だったし
『伝統は常にモダン』という言葉がよぎるような講演会でもあった。。