母が作ってくれたモノ

母との思い出は本当に特にない
少し感傷的になるような出来事といっしょに思い出すことばかり

彼女とは実際に12年くらいしかいっしょにいなかったと思う
小学生の時の夕食はなに食べていたのだろう?
ちっちゃいときのお昼のお弁当はいつも菓子パンだった。。
お弁当箱ではなかった・・・当時はなんとも思わなかったけど、今思うとせつない。。

人の味覚は小さな時に食べていた味で決まると言う
彼女がどんな料理を作って、どんな味だったのかを覚えてはいない
しかし、ボクの味覚を作ってくれた人だ。。
『美味しい』という概念をくれた人なんだろう
今ボクが何かを食べて
『美味しい』
と思える瞬間に、ボクは無意識で彼女の存在を垣間見ているのかもしれない



味覚がスイッチになって紐解けているモノがそこにはある。。