国境の南、太陽の西

初めて読んだのは高校生だった頃だと思う。
この小説を不倫の話なんだって考えながら読んだ事は一度もない。
そう思ってしまうのはボクが奥さんの立場を考慮しないで読み進んでいるからだろう。
そう読んでしまうのはきっとボクが本質的に自分勝手だからなのかもしれない。


様々な喪失感。
誰しもが持っている過去のキラキラ感。


自分だけが数えられるモノ。
数える必要なんてないモノ。
今あるモノを数えるより
なくしたモノを数えてしまうのは人間の性なのか?

そんな事を考えてしまう。。