止んだ歌声

すべてが灰色で寒くもなく暖かくもない午後。
上の方からかすかに歌声が聞こえ
ボクは吸い寄せられるように坂道を歩きだす。
その子は頂上付近にあるガードレールに腰かけていて、ボクが近付くのに気づくと振り向き、おどろいた声をあげた。

「聞かれていたなんで恥ずかしい」

といい、それ以上歌う事はなかった。


こんな夢。。