「エクソフォニー 母語の外へ出る旅」 多和田葉子
- 作者: 多和田葉子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/08/21
- メディア: 単行本
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ボクたちが使う日本語は日本国では母国語として認識されていて
何事もなかったように私たちはその言語を使っている。
住んでいる国の母語を第一言語として使っているという一例に過ぎない。
世界にはひとつの国で数多くの公用言語を用いている国もあり
前世紀における支配から仕方が無く根ざしていた言語を衰退させていった国もある。
世界には当たり前のように
母語をだけを用いて表現活動をするという人
母語をあえて用いず自己の表現活動をする人もいる。
日頃使う言語を決めるのは国でもなく都市でもなく
その人が選ぶべきモノであり、自分の意志でその選択をした人には
確固たる決意にも似たチカラがあるように思える。
そう考えると、僕たちが日常に用いている言語は使っているのではなく
その言語を使うことを選んだという事だとすれば
もっともっとどん欲に日本語というモノに
「母語を使う」、「エクソフォンではない」というスタンスから
真剣に母語と向き合わなくてはといけないのかも知れない。。
・・・・・・
そういえばここ最近
はてなの中で「日本語」の事についていくつかエントリーを書かれていたのを何個か拝見したなぁ。