suicaにチャージ(7th/september/2008)

現実に選択した事
1000円にするか5000円にするか悩み、1000円チャージした。
駅のそばで買い物を済ませコーヒーを飲んで帰宅。


日曜の午後
溜まりに溜まっていた生活必需品を買い漁るついでに
昨日ずぶ濡れになってしまった靴の代わりに新しい靴を買おうと思いつき
ボクの足は駅に向かって歩きつつある。

今週のこの時間帯には大概が曇っていて、いつ雨が降ってもおかしくないような天候で
急に降り出すかもしれない雨にビクビクとしてしまうような空模様だった。
それを考えると日曜日を晴れで迎えた今日は何をやっても笑顔でいられそうな日差しを太陽は与え続けている。
しばらく歩きだだっ広い駅の中には平日とは違い、頑なに何かを考えているような顔をした人より
遊びの余韻、週末特有の笑顔がそこら中にあった。
ボクはそんな顔をした人をかわしつつ改札の前まで来た。

いつものようにそのまま改札を通ろうと思うが
suicaにいくらかチャージしてからホームへ向かおうと思い立ち
切符売り場がある方向へ身体の向きを変えた。
20歩ほど歩き、券売機の前に立ち、パスケースからsuicaを取り出し
機械に吸い込ませてから財布の中を睨みつけた。


「14000円」


すぐさま勢いに任せて5000円を入れ、電子マネー化した。
カードが吐き出され周囲に警告じみた音を少しでも早く消したいが為、ボクは急いでsuicaを取り
快速電車に乗り込む為、改札へと走り出した。

ぎりぎり間に合った電車に飛び乗り、落ち着いたところで何処で靴を買おうか考え始めた時
ボクはsuicaに入金した事をゆっくりと考えてみた。


5000円分入金、これでかなり遠くへと行くことが出来る
どこへ行くことが出来るのだろうか?
小さな日帰り旅行じみたことも出来る。


今日の買い物なんてほっぽりだして、行けるところまで行くのもいいのではないか?
降りたこと無い駅に行ってみようか・・・

遠くに住む叔母の家に行く為に買った切符を手にした小学生のようなドキドキ感だけが頭の中を駆けめぐっていた。



ボクはふと我に返り、ドアの上にある首都圏路線図に見上げた。。